ニラは強く育てやすい
ニラの収穫、地際を数センチ残す
ニラの花、可憐
ニラ(韮)は、ネギ科ネギ属の、
多年草で栄養価の高い緑黄色野菜です。
ニラは、スタミナ増進、疲労回復、整腸に、
効果が大きい健康野菜です。
家庭菜園で作ると、やわらかく味もまろみがあり、
とっても美味しく楽しめます。
大きめの鉢やプランターでも、
じゅうぶん育てられ、毎年収穫できます。
■ニラの育て方 栽培方法
・畑の準備
3.3㎡あたり4つかみほど苦土石灰をまき、
耕して土質を変えておきます。
化学肥料を4~5つかみほどまき、
耕して、列間30cm、幅、深さとも20cmの溝を掘ります。
・タネまき(プランター栽培)
春3月~4と秋9月に、
タネまきができます。
ニラのタネは、大きいプランターに
2列のすじまき(5~10ミリ間隔)にします。
タネをまいたあとに薄く土を被せ、
シャベルなどで押し付けて、
タネと用土を密着させます。
できれば、その上に腐葉土を、
厚さ1センチほどかけておきます。
タネまき後1ヶ月くらいで、
間株10㎝に5本が、育つように間引きます。
・タネまき(地植え)
トロ箱などで育苗して、
6月下旬に定植してもも良いですが、
直まきでも、じょうぶに育ちます。
石灰、元肥を施してから、
株間10㎝に約10粒のタネをまき、
タネが隠れる程度に土をかけます。
間引きせず、このまま1株として育てます。
・追肥
生育に応じて、月に1回化成肥料を施します。
元肥が多ければ追肥の必要はありません。
・収穫
株の丈が20~25㎝くらいのころに、
株の地際から3~4㎝残して収穫します。
こうすると、約2週間で新しい葉が再生し収穫できます。
1年目の収穫は控えめにし、
2年目から本格的に収穫しましょう。
8月くらいにとう立ちするので、
株をいためないように花茎を摘み取ります。
・病害虫
ほとんどありません。
まれに、ハモグリバエ、アブラムシがつきます。
■ニラの調理方法
さっと湯がいておひたしにすると、
甘くてやわらかい採りたての味が楽しめます。
ニラレバ炒めなど炒めもの、ニラ玉子、餃子や雑炊、お鍋など、
あらゆる料理に使えます。
家庭菜園のニラは、甘くてやわらかいので格別の味わいです。
POINT!
・無農薬でも元気に育てられる
・植え付けして手入れすれば数年収穫できる
・生育が早いので、株分けでさらに増やそう