ワケギ(分葱)の育て方 栽培方法 30日で収穫!

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  • by mj2004
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ワケギは手軽に育てられる


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ワケギの種球(球根)


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ワケギ、畑で育てておくと便利


ワケギ(分葱)は、
ネギ科(ユリ科)の球根性多年草です。

ギリシアが原産で、海外では、
スプリングオニオン、サラダオニオンなどと、
名づけられています。

葉は、葉ネギより細く淡い緑色で、
丈は、約30~50cmくらいになります。

ワケギは、タネができないので、
球根(鱗茎りんけい)で分けつさせ増やします。

ワケギは、ネギにくらべて育て方が容易で、
狭い場所、鉢、プランターでも栽培できます。
ネギの少ない春に収穫できるので、
家庭菜園に最適の野菜です。

ワケギの露地栽培では、
放っておいても数年は続けて収穫できます。
菜園の隅に育てておくと便利です。

ワケギはネギと比べ臭いと辛みが弱く、
ほどよい香りと甘みがあり、
関西でよく調理に使われます。

また栄養素に富んでおり、
β-カロテン、ビタミンCが豊富で、
カルシウム、鉄、リンなどのミネラルも、
多く含んでいます。


ワケギ育て方 栽培方法

・植え付けの目安
ワケギは生長スピードが早く、
植え付け後、約30日で収穫できます。

ワケギは、年内に収穫するには、
8月上旬~下旬くらいに植え付けます。

9月中旬~10月下旬ごろに植えると、
年末~4月ごろに収穫できます。

・畑の準備
ワケギは生命力が強く、
容器や土をあまり選びませんので、
神経質にならなくてもだいじょうぶです。

畑の場合、植える約2週間前に、
苦土石灰を1平方メートルあたり2つかみ、
化成肥料を2つかみ、堆肥約3㎏をまき、
よく混ぜ込んで耕します。

ワケギの球根は、1ヶ所に2~3球ずつ、
深さ3㎝くらい15~20cm間隔で植え付けます。

球根の先が見えるくらいに土をで覆い、
たっぷりと水を与えます。

プランターや鉢の場合は、
培養土に元肥を混ぜ、1ヶ所に1球ずつ、
標準プランターで1列、5㎝間隔で、
植え付けます。

・収穫
ワケギは、2~3週間で芽が出ます。
茎葉が15㎝程度に伸びたら、
根元から3cm上で切り取り、
順次収穫することができます。

・肥料
植え付け後、20日間隔で、
化成肥料を施します。
鉢、プランター栽培などの場合、
週に1度薄めた液肥を与えます。

追肥するときに、軽く土を寄せると、
分球が促されます。

・球根の堀り上げ
ワケギが、春4~6月に枯れてきたら、
球根を掘り上げて陰干しします。
雨に当たらない風通しの良い、
場所で保存します。
秋になったら再び、球根を定植します。

*ワケギの種類により球根のできる時期が異なりますので、
購入時に確認してください。


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ワケギと貝のぬた


ワケギ調理方法

収穫してすぐ「ぬた」など、
酢みそで食べるとおいしいです。

たまごとじ、炒め物、薬味、スープ、
お好み焼きなど色々な料理に合います。

ネギを使うお料理に使ってみると、
甘く柔らかい味がよく分かり、
その素材のよさ、新鮮さが味わえます。

kurukuru.gifPOINT!
・収穫期を見極めて種球を植える
・路地栽培なら数年放置できる
・追肥は必ず定期的に与える