レモン 室内での育て方

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  • by mj2004
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レモンは、鉢植えにして、
室内で観葉植物のように育てることができます


ただし、室内で育てるために気をつけたいことがいくつかあるので、
それを踏まえた上で、室内で育てるようにしましょう。


■レモン 室内での育て方

1.日照を確保する

外に比べると、どうしても室内は日照時間が短く、
明るさも足りないことがほとんどです。

温室など、日照条件が外と変わらない場合は問題ありませんが、
リビングなどの室内で管理する場合は、
日照不足気味になることを頭に入れておきましょう。

レモンは日当たりの良い場所を好みます。
日照不足になれば、徒長したり、葉の色が悪くなったり、
病気にかかりやすくなったりと、生育に悪影響が出ます。

できれば、定期的に戸外で日光浴できた方が、株が健康に育ちます。
一番良いのは、春~秋までは戸外で育て、
寒くなる冬は室内で管理する方法です。

どうしても一年中室内に入れておきたい場合は、
できる限り日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。


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家でレモンが採れるのは、かなり贅沢な気分です


2.実をつけるために
レモンといえば、やはり実がなる姿を見たいですね。
収穫した自家製レモンを使って、
料理や飲み物を楽しみたいかたも多いのではないでしょうか。

ところが、室内で管理する場合、まず日照条件が戸外とは異なります。
外の日当たりの良い場所に置いておくのと、
室内の日当たりの良い場所に置くのとでは、やはり差が出ます。

レモンに実をつけさせるためには、
できるだけ日を当て、株を充実させることが必要となってきます。

環境によっては、花が咲きにくくなってしまい、
実がなかなかつかないことがあります。

室内で育てる場合は、実がつかない可能性も考えておきましょう。
花が咲いて実がついたとしても、
すべての実を育ててしまうと、体力を消耗しすぎて株が弱ります。

株の大きさにもよりますが、1株に対して2個か3個くらいが限度でしょう。

また、室内で育てていると、花が咲いても受粉してくれる虫がいません。
花が咲いたら、人工受粉をしてあげます。


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レモンの花、雄しべと雌しべが分かります


人工受粉は、筆で丸く黄色い雄しべの柱頭とそのまわりの雌しべに、
交互に触れながらします。


3.病害虫に注意する
室内で育てるにあたって、よほどのことがない限り、
日当たりが原因で枯れるほど弱ることはありません。

もしすぐに枯れてしまった場合は、
病害虫が原因であることが考えられます。

一般的には、アゲハ蝶の幼虫に注意しますが、
室内では卵を産み付けられることはほぼありません。

それよりも、アブラムシなどの吸汁系の害虫が発生することがあります。
特に、戸外よりも風通しが悪くなりがちな室内では、
ハダニやカイガラムシに注意しましょう。

特にカイガラムシは、
排泄物から病気に感染することがあるので要注意です。

もしアブラムシがついた場合は、
数が少ないうちに粘着テープなどで捕殺しましょう。

ハダニは乾燥する発生することが多くなるので、
時々葉水を与えておくと予防になります。

カイガラムシも、もし枝などについているのを見つけたら、
ブラシなどで擦り落として駆除するようにします。

■参考
・レモンの育て方|弱剪定で栽培、鉢植えもOK
・レモンの育て方 12月
・レモンの育て方 1月