ミョウガ収穫の時期
ミョウガの収穫、新鮮で美味
ミョウガの花
ミョウガ畑
ミョウガ(茗荷 Zingiber mioga)は、
ショウガ科ショウガ属の多年草です。
東アジアが原産で、日本でも自生しています。
「花ミョウガ」は、晩夏から初秋に生え、
「ミョウガタケ」は、春の食材として美味です。
ミョウガは、あまり土壌を選ばず、
育て方が比較的にやさしく、
料理の薬味に自家栽培ミョウガがあると、
新鮮で香りが良く歯あたりのシャキシャキ感も楽しめます。
■ミョウガの育て方と栽培方法 地植え
・栽培場所
ミョウガの栽培は、半日陰で、
夏の高温と乾燥が避けられる、
やや風通しの悪い場所で良く育ちます。
家の北側、庭木の下などで、土がやわらかく、
人が歩いて踏み固めないような、
場所が適しています。
また、ミョウガは、地下茎でかなり増えるので、
地植えにするときは、
他の植物に影響を与えないような場所にします。
・畑の準備
植える場所が決まったら、
2週間、できれば1ヶ月くらい前までに、
腐葉土、堆肥、石灰を少しまいて、
畑をよく耕しておくと育ちが良いです。
・植え付けと時期
ミョウガは、芽のついた地下茎を植え付けます。
地下茎は、2、3月に通販、園芸店、
ホームセンターで売られます。
知人から、譲ってもらうのも良いです。
ミョウガは、1年中植え付けられますが、
植え付けの適期は、1月~4月と秋で、
春は芽が出る前に、
秋は枯れ落ちる10月下旬以降が良いでしょう。
5cmくらいの深さに、
地下茎に芽を4~5個つけて植えます。
株間は10~20㎝とりましょう。
苗を植える場合は、6月頃が良いです。
収穫は翌シーズンからとなります。
・追肥
ミョウガの芽が伸びてきたら、
化成肥料を軽く追肥します。
11~1月には、根茎の部分一帯に、
落ち葉や籾殻、腐葉土などを敷き詰めます。
そして、米ぬか、あるいは鶏糞と草木灰を、
2つかみほどばらまきます。
3月には、化成肥料を、
芽だし肥料として、少々与えます。
・収穫
ミョウガは、7月中旬~9月頃に、
地下茎に花蕾ができ地上に出て開花します。
ミョウガダケは4月中旬、
夏ミョウガは7月中旬から、
秋ミョウガは、8月中旬に収穫します。
ミョウガは、花蕾が土の上に、
2~3cm出てきたら採取します。
土のなかの細くなった茎の部分まで、
手で感触を確かめて掘り取ります。
・植え替え
ミョウガは、1回植えつけると、
3~4年は、そのままでも収穫できます。
しかし、だんだんと根茎が混み合い、
収穫量は少なくなります。
3~4年に一度は、適当な間隔で根茎を掘り起こし、
空地を作るか、植え替えをしましょう。
ミョウガは連作が苦手なので、
新しい場所や用土に植え替えるようにします。
*ミョウガは、大き目の鉢やプランターでも栽培できます。
>>ミョウガの育て方 プランター栽培もできる