ミョウガ、大きめ深いプランター、鉢で育つ
ミョウガの収穫は楽しい
ミョウガは、大鉢でも栽培できる
ミョウガ(茗荷 Zingiber mioga)は、
特有の良い香りと歯ざわりをもつ、
日本ならではの香味野菜です。
土壌をほとんど選ばず育て方が比較的易しくで、
病害虫の少ない野菜です。
ミョウガの栽培は、プランターやトロ箱、
深めの大鉢でもできます。
ミョウガは、根が張りますので、
できれば深さが20cm以上の、
容器で育てると生長が良いです。
■ミョウガのプランター 栽培方法
・栽培場所
ミョウガは、半日陰で風通しがやや悪く、
盛夏の高温と乾燥が避けられる場所が好きです。
木の下や家の北側など、
夏以外は日陰になるところが適しています。
・用土
プランターやトロ箱の用土は、
培養土に腐葉土を2割くらい混ぜ込みます。
プランターの底に2㎝ほど堆肥を敷きみ、
草木灰をひとつかみ入れてから用土を入れます。
・植え付け
ミョウガの植え付けは、年間を通じてできますが、
春は1~3月の芽吹く前に、秋は葉が枯れ落ちる10月下旬以降が最適です。
ミョウガは、芽のついた地下茎を、
約20cmに折ったものをを植え付けます。
地下茎は、ホームセンターや通販で購入できます。
ミョウガの地下茎は、5cmほどの深さに、
株間10~20cmに植えます。
根茎の折口を容器の縁近くにして、
根が伸びていく方向は空間を、
広くとるように植えつけます。
苗を植え付ける時期は6月頃で、
収穫は翌年からになります。
乾燥しやすい場所での栽培では、
乾燥を防ぐために落ち葉や稲わらなどを敷きます。
・水やり
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
真夏は、2回の水やりが必要でしょう。
・追肥
追肥は、梅雨入り直後に、
化成肥料をひとつかみ与えます。
11月、3月にも同じく追肥します。
・収穫
ミョウガは、8~9月頃に、
地下茎に花蕾ができ地表に出て、
黄色の花が開花します。
花が咲かないうちに、
花蕾の頭が地上に出たところを収穫しましょう。
花蕾が土の上に1~2cm顔を出したときが、
歯ごたえも香りも良く食べごろです。
・植え替え
ミョウガは、1回植えると、
3~4年は、そのまま収穫できます。
しかし、だんだんと根茎が混み合い、
葉に元気がなくなり収穫量が少なくなります。
3~4年に一度は、
根茎を掘り起こして植え替えましょう。
ミョウガは連作が苦手ですので、
新しい場所や用土に植え替えます。
ミョウガの発育や花蕾がつきにくくなるのは、
根詰まりのときや水切れのときなので、
注意してくださいましょう。
・病虫害
とくにありません。
POINT!
・容器栽培では深さ20cm以上のものを使う
・収穫は、花蕾が土の上に1~2cm出たときに
・3~4年に一度は、植え替えしよう