シソ(紫蘇)の育て方と栽培方法 大収穫のコツ

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  • by mj2004
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シソが1プランターあると料理にとっても便利


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赤ジソはジュースや梅干に


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穂ジソ、薬味に美味


シソ(紫蘇)は、シソ科シソ属の植物です。
シソには品種が多く、大葉と呼ばれる青ジソと、
梅干などの漬物の着色に使われる赤ジソが、
主要品種のチリメンジソなどがあります。

シソを家庭菜園で育てて食べると、
その新鮮なおいしさに驚くはずです。
香りが高くやわらかいんです。

シソをプランターや鉢で育てようとしても、
発芽しなかったり虫食いや病気になるなど、
収穫が少ないことも多いです。

こちらでは、元気で美味なシソを、
多く収穫するコツを記載します。


シソ育て方栽培方法コツ

・栽培場所
日当たりの比較的良い場所で、栽培します。
シソは、日当たりが良いほうがよく育ちますが、
葉が硬くなってしまいます。
食用には、半日陰で育てたほうが、
葉は大きく薄く柔らかい葉になり、おいしいです。

・タネまき
タネマキは、4~6月に、
標準プランターなら2筋の筋まき、
地植えは、バラまきにします。
一晩、タネを水に漬けると、
発芽率を高め、時期もそろいます。

シソのタネをまいたら、薄く土をかけて、
シャベルや靴底で軽く踏んで、
タネと土を密着させます。
その後水をたっぷりあげましょう。

シソは、発芽まで14~20日ほどかかります。
その間、乾かさないように、
水やりをするのがポイントです。

シソは発芽に光を必要とするので(好光性種子)、
濡れた新聞紙をかぶせたりすると、
発芽できないので注意してください。

・間引き
シソの芽が出てきたら、
少しずつ間引きながら、
プランターは、株間10~13cm程度にします。
地植えは、株間20~30㎝にします。

間引き菜は、穂ジソとして、
麺類やヤッコ、サラダの薬味に美味です。

その後、苗をそのままの間隔で育てても良いですし、
標準プランターなら3株くらいの大株にもできます。

・摘心
シソが20㎝くらいの高さで、
5節くらいに生長したら、
茎の頂点を摘み取りましょう。
摘心をすると脇芽を伸ばしますので、
それがすくすくと生長していき、
多く収穫できるのです。

・水やり
シソは乾燥が苦手ですので、
水やりは、乾いたらたっぷりあげます。

同時に葉の裏にも水をかけると、
ハダニの予防にもなります。

シソのプランター栽培や鉢栽培では、
盛夏に水切れしやすくなります。朝夕の水やりを必ずしてください。

・高収穫のために
シソを多く長期間、収穫したい場合は、
シソから出た脇芽を3節くらいで摘み取り、
さらに脇芽を出させましょう。
この繰り返しで、たくさんの芽が出て、
収穫量が増えます。

シソを長期間、収穫したいときは、
タネまきの日を少しずつずらしましょう。
1週間ずつくらいずらしてまくと長期間楽しめます。

・肥料
規定量に薄めた液肥を、
1週間に1度与えます。

・病虫害
病気は、とくにありません。
アブラムシ、ヨトウ虫がつく場合があります。

シソは、肥料を与えすぎると、
アブラムシがつきやすくなります。
見つけたら、テープで取るか、
手袋をして取り除きましょう。

また、農薬を与えたくない方は、
ニームや木酢液を表示のように薄めて、
定期的にまいてください。

・収穫と利用
芽ジソ、葉ジソ、穂ジソは、
薬味や天ぷらに美味です。

穂ジソをそのまま育てると、
シソの実ができます。
こちらも薬味や佃煮に最高です。