2月に実をつけていると株の負担になります
2月も1月に引き続き、まだまだ寒い日が続きます。
寒さに弱いレモンにとっては厳しい日が季節ですが、
この寒さを乗り切ることができれば、
春にはまた元気に新葉や新枝が発生します。
■レモンの育て方 2月
・レモンの状態
木についていた実も、1月中には収穫を終えているはずなので、
木には重たい実もなくスッキリとした状態になっています。
気温が-3度を下回る地域や、鉢植えの木、まだ幼い木を育てている場合は、
防寒対策を続けて行う必要があります。
暖地などで、気温が-3度を下回らない場合は、
防寒対策をやめても構いません。
ただし、初心者の方や暖地でも気温が下がりやすい場合は、
無理に防寒対策をやめる必要はありません。
十分暖かくなり、防寒の必要がないと判断できたら外すようにします。
・水やり
まだまだ寒い日が続きますので、頻繁に水やりをする必要はありません。
地植えの場合は、基本的には水やりは不要です。
鉢植えの場合は、土の様子を見ながら1週間に1回を目安に水やりを行います。
土の表面が乾いていない場合は、乾いてから水を与えるようにしましょう。
・追肥
春肥として、追肥を行います。
・地植えの場合
地植えの場合は、骨粉入りの油カスを与えます。
与える量は、木の樹冠直径によって異なります。
樹冠直径とは、木の枝先から反対の枝先までの長さのことです。
木が生長し、枝が長く伸びるほど直径は長くなります。
レモンの木は、枝先と同じくらいの場所まで根を伸ばしています。
樹冠直径に対する肥料の量の目安は「レモンの肥料は?」を参照してください。
・鉢植えの場合
鉢植えの場合は、2月に追肥を行ってもいいですが、できれば3月の方が良いです。
もし追肥を行う場合は、地植えと同様に骨粉入りの油カスを与えます。
鉢植えの場合は、鉢の大きさによって肥料の量が変わります。
鉢の大きさごとの肥料の量は「レモンの肥料は?」を参照してください。
>>レモンの肥料は?
・落葉
レモンは常緑果樹ですが、一度生えた葉がそのままずっと残るわけではありません。
葉の寿命はだいたい2年ほどで、寿命がきて役目を終えた葉は落葉します。
この落葉するタイミングは葉によって違いますが、2月が落葉の多い時期です。
黄変して落葉する葉が出ても、ほとんどの場合は病気が原因ではありません。
ある程度で落葉がおさまるようであれば、問題ありませんので、
心配せずに今までの管理を続けましょう。
黄変した葉はそのうち自然と落ちるので、
枝についている葉を無理に引っ張って取り除く必要はありません。
また、落ちてしまった葉は、必ず取り除くようにしておきます。
レモンにとって害となる虫が、落ち葉に隠れて越冬することが多いためです。
落ちた葉は株元に溜まりやすいので、
見つけたら集めて処分しておくようにしましょう。
■レモンの育て方 2月のポイント
1.まだまだ防寒対策が必要
2.春からの生育のために追肥をする
3.落葉しても慌てず、溜まった落ち葉は取り除く
■参考
・レモンの育て方|弱剪定で栽培、鉢植えもOK
・レモンの育て方 12月
・レモンの育て方 1月
・レモン 室内での育て方