タグ「サンショウ」が付けられているもの

sannsyoE.jpg
サンショウがあると、料理に便利


imomusi300.jpg
早朝発見、アゲハチョウの幼虫がサンショウをすべて食べていました


sannsyo300.jpg
サンショウの親木から、挿し木で活着しました。


サンショウ、別名ハジカミ。
ミカン科サンショウ属の落葉低木です。
寒さに強く、日本全国で栽培ができます。

「木の芽」というと、サンショウをさすことが多いです。
出たばかりの新芽や葉は、色がきれいで香りも良いです。
料理の飾りと香りつけに重宝します。
サンショウの実の粉は、
うなぎ、味噌汁、焼き鳥などに合います。

たまご豆腐、焼き魚や煮物に飾ると、
見た感じも清涼感があり、香りも心地良いです。
葉を両手でパシンとたたくと、匂いが強くなります

そういえば、サンショウを挿し木で増やし
活着したところを、野良猫に倒されていて、
植え直したものは、しっかり育っています。

サンショウの親木は、
アゲハチョウの幼虫の食害で丸裸にされましたが、
この後、たいへん元気な新芽が出てきました。

雌雄異株が多いですので、
購入の際には必ず確認してください。
サンショウは、そのまま生長させると3~5mにもなります。

サンショウ山椒育て方コツ

1.水切れに気をつける
サンショウの苗を、じょうぶに育てるコツは、
サンショウは、根の張りが浅くて乾燥が苦手なので、
水切れにじゅうぶん気をつけることです。

サンショウを枯らせる最大の理由は、
水切れだと言われています。

鉢は深い鉢で、通気性の弱い化粧鉢は避けて、
水やりはメリハリをつけてしっかりあげます。
そうすると、根も元気にしっかり育ちます。

環境的には、日当たりの良い湿潤な場所で、
半木陰がいちばん適した栽培場所です。

2.環境の変化に敏感なので配慮を
サンショウは、自然にタネが落ちて生えた木は、
環境がほぼ同じなので、よく育ちます。

苗を購入して、鉢や地面に植え付けると、
枯れることも、よくあり、育てにくいです。
サンショウは、環境の変化にとても神経質な植物です。
植え替えのときは、とくに慎重にします。
栽培状況の変化や、土の具合を確かめてみてください。

サンショウを植え替えるときは、
用土を苗から落とさず、そっと移植します。

3.アゲハチョウの幼虫に注意
アゲハチョウの幼虫の食害に注意します。
苗の近くを飛んでいたら、
ほとんど間違いなく産卵しています。
幼虫を見つけたときには、
丸坊主になっていたりしますので、
射光率の少ない不織り布などで防御すると良いでしょう。

花と木の育て方│鉢 プランター栽培のコツ!

sannsyou300.jpg
サンショウの実


sannsyouhana300.jpg
サンショウの花


サンショウ(山椒、学名:Zanthoxylum piperitum)は、
別名ハジカミ、英名Japanese pepper、
ミカン科サンショウ属の落葉低木です。

和風料理や懐石料理には欠かせない、
山菜・ハーブとして人気です。

サンショウが、家庭に1本あると、
お料理のレパートリーも広がり、
飾りにも美しく楽しいです。


サンショウ育て方栽培方法

・栽培ポイント
サンショウの栽培は、比較的容易ですが、
割りと神経質な植物ですので、
ポットから鉢植えや地植えにする、
日陰から日当たりに移動するなど、
環境の変化に弱いので注意します。

サンショウは、一般に雌雄異株なので、
実を利用したい場合には、
雌雄同種の実サンショウを育てます。

・栽培場所
日当たりの良い湿潤な場所で、
半木陰が適します。

夏の高温乾燥をたいへん嫌うので、
乾燥しすぎないように注意しましょう。

・植え付け時期
サンショウの植え付け時期は、
11月中旬から3月下旬です。

・植え方
地植えでは、深めに植え穴を掘り、
堆肥や腐葉土を多めにすき込み、
排水性のある土にしておきます。

鉢植えの用土は、肥料をやや多めに、
保水性が良く排水性の良い用土を用います。

・用土
サンショウは、用土の乾燥も苦手ですし、
過湿も苦手で、少し神経質な植物です。
赤玉土5、腐葉土4、川砂かパーライト1くらいが適しています。

・追肥
サンショウの施肥時期は1~2月。
堆肥に配合肥料を混ぜたものや液体肥料を与えます。
サンショウを増やすには、
タネからよりは、挿し木が簡単です。

・剪定
落葉期に伸びすぎた枝や、
混み合た部分の枝を透かすように剪定します。
ある程度の強剪定もだいじょうぶです。

・病害虫
サンショウの害虫としては、
アゲハチョウの幼虫の食害に注意します。
一晩で丸裸に食われることもあります。

アゲハチョウが産卵しにくるので、
幼虫を見つけたら駆除します。

害虫の被害がひどい場合は、
アゲハチョウに卵を産まれないように、
防虫ネットで木全体を覆ってあげます。

多少日当たりが悪くなりますが、
やや暗くなるくらいですので、
だいじょうぶです。

・収穫
春に新芽を摘み利用します。
青い実は7月頃、熟した実は9月頃に採取します。
粉ザンショウを作る場合は、
はじけた実の中にある黒いタネを除いて
皮の部分だけをよく乾燥させてから、
すり鉢やミルで粉にします。

>>サンショウの苗を各種見てみる

サンショウの効用は?

sansyo (1).jpg
サンショウ、家に1本あると便利ですね


サンショウ(山椒)は、英名をジャパニーズペパーというほど、
日本を代表する香辛料です。

香辛料としてのサンショウは、
山椒の果実の皮を粉末にしたものです。

ふるくは「ハジカミ」と呼ばれていました。
これは、食べると顔をしかめることから来ていると言われています。


sansyo-sasiki.jpg
挿し木で増やせます(右側2つがサンショウ)


■サンショウの効用

サンショウの香り成分としては、サンショオールやシトローネ、
リモネン、サンショウアミド、ゲラニオールなどが含まれています。

・サンショオールとサンショアミド
「サンショウは小粒でもピリリと辛い」と言われますが、
サンショウの辛味は、
主にサンショオールとサンショアミドによるものです。

この辛味により、食欲増進作用がもたらされます。
夏場にはサンショウの爽やかな辛味がよく合いますよね。

サンショオールとサンショアミドには、内臓器官の働きを
活発にする作用があるとされています。
そのため、消化不良や、健胃、腹痛に効果が期待できます。

サンショオールには局所麻酔の効果があります。
サンショウを食べると舌がビリビリしますが、
これは、サンショオールによる局所麻酔効果によるものです。

さらにサンショオールには、寄生虫駆除の働きもあります。

・シトローネ
シトローネにも、健胃や保温などの効果があり、
胃もたれや消化不良に効果があります。

体が内側から冷えて起こる腹痛によく効きます。

シトローネは山椒の葉にも含まれているため、
サンショウの葉を刻んで袋に入れ、浴槽に浮かべると、
神経痛などの痛みが和らぎます。

また、サンショウの皮の煎じ液を、
しもやけやひび割れの患部に塗布してマッサージすると、
血行が良くなり、症状が改善します。

・ダイエット効果
サンショウには、基礎代謝を上げ、さらに発汗作用もあることから、
ダイエットにも向いています。

サンショウエキスをラットに投与した実験で、
体重増加が抑えられたという報告もあります。


kinomeae.jpg
タケノコの木の芽和え


■サンショウの利用法

サンショウは蒲焼や七味唐辛子には欠かせない香辛料ですが、
意外な利用法としては、カレーに入れるとスパイシーさが増し、
美味しくなります。

サンショウは、香辛料としてだけでなく、
新芽や青い実も利用できます。

サンショウの新芽は、「木の芽」と呼ばれ、
春の訪れを告げる山菜として珍重されています。

木の芽は上品な見た目と爽やかな香りが珍重され、
お吸い物や茶碗蒸し、ちらし寿司、刺身のつまなどに彩として添えると、
料理が数ランクアップします。

木の芽は、食卓に出す直前に手のひらでパン!と叩くと、
細胞が壊れ、より香りが立ちます。

夏前のサンショウの青い実は、実山椒や青山椒と呼ばれます。
この時期のサンショウはまだ柔らかいため、種ごと食べられます。

佃煮や、ちりめん山椒に使われているサンショウは、
この実山椒です。

しょうゆ漬けや、煮物などにすると、箸休めに重宝します。

■参考
・サンショウ(山椒)枯らさずじょうぶに育てるコツ!
・ちりめん山椒(サンショウ)のおいしい作り方 レシピ
・サンショウの育て方と栽培方法 排水性良い場所で