ユズ(ゆず、柚子)は、
盆栽や庭木などで親しまれている、
ミカン科の常緑樹です。
香りづけや香辛料や入浴剤など、
日常生活でいろんな用途で活用されます。
かんきつ類の中では耐寒性が抜群で、
日本広域の家庭で栽培されています。
植えたあとの伸びた枝はどうすればよいのか、
戸惑うことも多いでしょう。
ユズと長く付き合うための剪定のコツを、
少しずつ習得していきましょう。
■ユズ(ゆず、柚子)のわかりやすい剪定方法
1.収穫後に切る
ユズは収穫を済ませてから剪定をします。
本格的な剪定は、3月~4月初旬に行います。
冬の初めに枝を切り詰めてもよいです。
春になると新芽が動き出すので、
3月中に剪定を終わらせるようにするとよいでしょう。
風通しをよくして、どの枝にも日光があたるように、
枝を切り樹勢の強さも調整しましょう。
2.上向きの枝を切る
ユズは樹勢が強く、上に向かって伸びる性質があります。
これらを放置すると、樹高が高くなったり、
枝が混みあってしまいます。
収穫時にじゃまになりがちになります。
基部に近い枝など、直立した枝は付け根から、
ハサミで切り落とすようにしましょう。
3.予備枝を残す
ユズの花芽は、毎年同じ枝に同じ数の花芽が、
つくわけではありません。
果実がつく年と枝葉が生長する年と、
交互に繰り返すといわれています。
前年の春にのびた元気な枝は、
花芽がついているので大事に残します。
あらゆる枝を切り戻すと、
花芽のついた結果枝も落としてしまうことがるので、
間引きをする程度にとどめます。