ウコン、健康に良いとされて人気
ウコンの花、大きく美しい
ウコンは、英語ではターメリック(turmeric)で、
ショウガ科の多年草です。
ウコンは、沖縄で肝臓、心臓の機能を高めるとして、
お茶にして飲んだり、料理に使われていました。
その働きが認められ、
日本各地にも栽培が広まっています。
また香辛料、着色料として用いられ、
とくにカレーには必須の香辛料です。
ウコンは、熱帯性植物で、丈は1mほど、
夏から秋にかけて、白、ピンクなどの美しい花を咲かせます。
春ウコン、秋ウコン、白ウコン、紫ウコンなどがあり、
成分や形状は少しずつ異なります。
■ウコンの育て方 栽培方法
ウコンの植え付け適期は、4~6月です。
・生育環境
日当たりがよく、
保水力があり肥えた土を好みます。
プランター、トロ箱、大鉢でも栽培できます。
露地栽培は、新潟県、福島県くらいまでが北限です。
・用土
用土は、地植えの場合には、
堆肥や腐葉土を混ぜ込み、
水はけの良い土にします。
鉢植え、プランター植えの場合は、
培養土、あるいは赤玉土に2割ほど腐葉土を、
混ぜた土が良いでしょう。
緩行性化成肥料、油粕なども混ぜ込みます。
・植え付け
ウコンの根茎は、
新芽が3~4個つけて切り分けます。
5~7㎝くらいの深さに植えて覆土します。
株の間隔は30~40cm間隔くらい、
植え付け後は、たっぷりと水やりします。
その後も乾いたらたっぷり水遣りをして、
乾燥させないように栽培します。
鉢植え、プランター栽培の場合は、
30グラムくらいの根茎を10号鉢で1個、
プランターで2~3個を植え付けます。
・肥料
追肥は、7~9月に1ヶ月に1回程度、
化成肥料、固形油カスなどを与えましょう。
液肥を週に1度でも良いです。
・開花
ウコンの花は、夏から秋にかけて咲きます。
白、桃、紫色の立派な花が穂状に開花します。
開花と同時に根茎も、いちだんと生長します。
・収穫
11月上旬から下旬に、葉が枯れたら、
根茎をそっと掘り上げます。
翌年に育てるウコンの保存方法は、
暖かい地域では、屋外で越冬でき、
寒い地域では、根茎を掘りあげて洗わずに、
雨のかからない土中に深く埋めるか、
屋内で保存しましょう。
屋内保存の場合、10~15℃に保ち、
乾燥を防ぐためにおがくずの中に入れ、
段ボール箱などに入れて、
暗い場所に保存し、春に定植します。
■ウコン、食用の保存方法
食用として保存する場合は、
秋に収穫した根茎の泥をきれいに洗い流し皮を剥き、
5~6時間煮込み、2週間くらい天日で干し、
よく乾燥させてミキサーなどで砕き、
粉末にしてから保存すると扱いが楽です。
または、ウコンをスライスしてから、
天日で乾燥したものを使用しても良いです。
POINT!
・日当たりの良い保水力のある土で
・鉢、プランターでも栽培できる